--  Linking-HOLE  --

 

密集した住宅街。 最大限の拡がりを感じるためには、敷地全体を見渡せる場を作ることが一番だと考えました。まず明るい2階に敷地一杯の床を作り、外周をすべて塀で囲って、内部全体をひとまとまりのパブリックな場とします。
次に、1階に光を導く為に、床に大きな穴をあけました。そこに1階と2階を貫くシンボルツリーを植えることで、上下空間を結びます。さらに床の穴は、屋内と屋外にまたがるように拡げることで、上下の空間だけでなく、屋内と屋外の空間をも繋ぐ穴(Linking HOLE)になるのです。こうして最大限に【広く明るく伸びやか】な空間を求めました。

 

モダンリビング誌に掲載された住宅の中から、読者投票により『モダンリビング大賞2012特別賞』に選ばれました。

 

 


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所 在 地 東日本
構造規模 RC造、3階屋根:S造
設  計 榎本弘之建築研究所
担  当
榎本弘之・鈴木彬史
工事監理 鈴木彬史
構造設計 梅澤良三建築構造研究所
敷地面積 174.80m2
建築面積 117.29m2
延床面積 207.67m2
施  工 株式会社 ISA企画建設
設計期間 2010.09 - 2011.02
施工期間 2011.07 - 2012.04

(C)株式会社 榎本弘之建築研究所