LEDが先端技術だとはいえ、市販の米粒大のチップを敷き詰めただけの照明器具は世に溢れています。技術をアピールできないそうした製品は、勢い低価格競争に走るしかありません。しかしそこから生まれた数字（驚異的な低価格）は一人歩きしてしまい、性能や効率・デザインを売り物にする我々の製品にも大きく影響してきます。特長を保ちつつもコストを低減するために、形状や加工方法を多角的に検討し、下記のような廉価版防犯灯を開発しつつあります。

■1. 廉価版防犯灯１灯

溶接は高価なので一切用いられない、プレスは金型が高価だとなると、ビス止だけで組み立てられる形にせざるを得ません。そうした形をただ考えるのは難しくはないですが、ビスを見せず、あるいは意識させずに、見るに堪えるデザインにするのはかなりの難問になってきます。さらに電源装置は防水形ですが、直射日光に当たると筐体の耐久性が落ちるので、その組み込み方にも頭を悩ませます。

■2. 廉価版防犯灯１灯

同上、仰角30度タイプ

■3. 超廉価版防犯灯

板金をレーザー加工する費用も削減するためのデザイン

→製品パンフレット

■4. 超廉価版防犯灯

同上、2灯用